沖縄でシロアリ駆除をしたらそのあとが重要
沖縄でシロアリ駆除をしたら、それでおしまいではありません。
むしろその後どうするかによって、今後またシロアリ被害に遭うかどうかが変わってきます。
専門家に駆除を依頼したらその後の対策も相談しましょう。
順番に説明しますが
- 修繕や補修、改善
- 予防
- 定期点検
この3つをするかしないかで、今後のシロアリ被害が大きく変わります。
シロアリ駆除は今いるシロアリや巣には有効です。
しかし、侵入経路がある場合はそこからまた侵入してくるので、まずはこれ以上入ってこないようにしましょう。
被害を受けた部分は修理が必要ですが、被害状況によっては高額になる場合もあります。
ただ、そのままにしておくと家自体に問題が生じる場合もあるので、必ず必要に応じた修理を行うようにしてください。
また、交換やリフォームが必要になるなら徹底した対策をしましょう。
沖縄はシロアリ被害が多い地域ですが、それを把握して被害に遭っていない家もたくさんあります。
修理や修繕の際、被害に遭いにくい環境に変えていくことで、シロアリに悩まされなくなります。
そして、一緒に家の周りの土壌や建物の環境を改善しないと、シロアリに好まれる場所であることは変わりません。
土壌性シロアリは多湿を好むので、水はけや湿度を改善する。
元々の土地が『水はけが悪い・日当たりが悪い・風が通らない』など、好まれやすい環境でも、プロに相談すれば対策できることもあります。
被害に遭った場所というのは、何もしなければまた侵入される可能性があります。
穴が開いた・侵入された箇所を修理するだけでなく、これからシロアリが侵入しない場所に変えていきましょう。
被害を回避するのに大事なのは予防と早期発見
駆除は修理や修繕とセットでして、必ず予防もしてください。
主な木材の予防としては
- 保護をする
- 木材を確認する
- 適切に保管する
今ある木材に防腐処理などで保護をするのは有効です。
置いてあるだけの木材を処分することは簡単ですが、今ある家などに使用されている木材を交換するのはお金もかかるし難しいです。
しかも、それが100%被害に遭わないとも言い切れません。
防腐剤や保護材を使用すればその木材は守られますが、メリットばかりではなく、永久ではないし人やペットへの安全性も確認する必要はあります。
また、被害に遭っていない木材でも駆除や保護をした後も確認は絶対必要です。
今ある木材を確認すると、早期にシロアリの侵入や被害を発見することができます。
しばらく大丈夫とは思わずに、定期的にみる習慣をつけましょう。
そして再度被害に遭わないためにも、適切に保管する必要があります。
地面と接触していたり木材が湿気を含んでいるなら、改善しましょう。
通気性が良く乾燥させたとしても、乾燥シロアリが好む状態にしては意味がありません。
専門家に相談し、土壌性シロアリと乾燥シロアリの両方の被害に遭わないような予防と対策で被害を最小限に抑えることができます。
木造もRCも定期点検は必ずすること
シロアリ対策を業者に依頼するときは、保証や定期点検のアフターケアがある方が良いです。
駆除をしたし対策をしたから大丈夫!ではありません。
シロアリの種類によってはイエシロアリのように本巣の女王アリを駆除しないと被害が無くならなかったり、乾材シロアリのように個々にある巣を駆除しないといけないタイプがいます。
乾材シロアリは徹底的に家具や木材を調べて駆除したとしても、飛んできてしまえば被害にまた遭うので定期点検は必須です。
さらに沖縄は年中活動するので、気づいた時には爆発的に増えている可能性も。
建築基準法では、住宅の防蟻・防腐措置が定められています。
フラット35で借入するときも木造住宅は耐久性要件として防蟻・防腐措置が必要となっていて、シロアリ基準も設けられています。
この中には構造や耐腐・耐蟻のある木材の使用、地盤についても基準があり、それに沿った家造りが必須になっています。
通常の住宅ローンとは違い、断熱性や耐久性の技術基準があり、その中に防蟻措置(シロアリ対策)もあります。
それだけシロアリは家に影響する可能性があることを理解し、定期点検は怠らないようにしましょう。
定期点検のタイミングと費用、点検や予防箇所は確認を
定期点検のタイミングですが、駆除した種類や予防対策の種類によっても変わってきます。
基本的な点検は年に1回。
バリア工法は薬剤散布なので比較的期間が長く「数年」、ベイト工法は毒餌の種類や食べるスピードによっても変わってくるので「短めで1年~」と考えてください。
費用についても業者によって違い
- 点検は無料
- 保証期間内なら再度駆除も無料
と変わりますが、基本的に定期点検は無料のところが多いです。
気を付けてほしいのがこの定期点検ですが、決まった箇所の点検やシロアリの種類が限定されている可能性があります。
湿気を好む土壌性シロアリのヤマトシロアリ・イエシロアリと乾燥を好むダイコクシロアリ・アメリカヤマトシロアリでは点検する場所が変わってきます。
点検する範囲や無料の範囲、それ以外の場所はどうなるのかをきちんと確認しておかないと、違う種類や違う場所にシロアリが発生してしまう恐れがあります。
また、増築やリフォームをする時は、できれば完成する前ではなく「増築やリフォームをする前に」一度相談することをおすすめします。
増築やリフォームではシロアリ対策がされていない箇所が出てくる場合があり、再度工事が必要になることがあります。
先に相談をしておくと増築やリフォーム時に一緒にシロアリ対策ができ、他の箇所の通常点検も調整できるので効率が良いです。
駆除や予防、定期点検をしている業者があるなら同じ業者に相談しましょう。
増築やリフォームする部分だけ他の業者にお願いしてしまうと保証や点検が複雑になってしまうので、一社に統一した方が良いです。
現時点で点検も何も行っていないのであれば新しい業者にすべて任せれば良いですが、そうでない場合にはお願いしている業者に連絡しましょう。
業者の決める定期点検のタイミングは、被害を最小限に抑えるために適したスケジュールになっています。
特に駆除した場合には、そのシロアリの種類や被害状況を把握して決めます。
特に問題がなさそうだとしても、必ず放置せずにそのタイミングに合わせて行うようにしてください。
シロアリ被害を早期発見!自分でもチェックするべきポイント
シロアリ被害を広げないために自分でも定期的にチェックしましょう。
簡単にできるチェックポイントはいくつかあります。
- 外壁や床、天井などにヒビや穴がないか
- 畳や柱、床などが叩いて音の違和感や柔らかくなっていないか
- 置いてある木材や気に穴や割れ、へこみがないか
- 不自然に土や砂、木くずなどが積もっていないか
- 木材と土の接地面や基礎や地下部分に気になるところがないか
- 羽アリが飛んでいたり羽が落ちていないか
- 家具から音がしないか
- 家具を軽くたたいたらもろくなっていたり音に違和感がないか
- 木製の垣根や柵がシロアリ被害に遭っていないか
近くに緑や自然が多い・木造住宅が多い・近所でシロアリ被害がある場合にはシロアリ被害に遭いやすいです。
沖縄では年間を通してシロアリが活動しているので、日頃の掃除や生活でチェックして、気になるところを発見したら、プロに点検を依頼することが大切です。
点検は無料が多いですが、素人では見れないところもきちんと確認してくれますので、早期発見&駆除ができるように、知識と実績がある業者に早めに相談しましょう。